2012年理事長所信

所   信

社団法人 黒石青年会議所
理事長    虻川 和大

2011年3月11日14時46分、宮城県牡鹿半島沖を震源とする観測史上最大のマグニチュード9.0を記録した東日本大震災が発生し、それに伴って発生した津波及びその後の余震によって引き起こされた大規模な地震災害は、東北地方太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらしました。メディアを通して報道される被災された人々や家々を、そして一瞬にしてまち全体をのみこんでしまう巨大津波の想像を絶する破壊力と悲惨な光景に、絶望感でいっぱいになりました。しかし、このような状況下であっても地震発生直後から「このままではいけない」と、日本全国各地からボランティアのみなさんが被災地に向かう姿に勇気づけられました。そして、何よりも甚大な被害を受けた被災者の方々の、前に進もうとする姿に感動させられました。この災害を乗り越えて、東北の未来へ勇気と希望を発信してまいりましょう。

【はじめに】
多くの人が将来に対して不安を抱き、先行き不透明な混沌とした時代だからと言って、ただ黙って時代の移り変わりを見過ごしてはいないだろうか。どれくらいの人が、5年後、10年後の未来に、明るい希望を持って暮らしているのだろうか。
私は、2002年に(社)黒石青年会議所に入会いたしました。入会のきっかけは、決してこの地域を明るくしようとか、このまちをどうにかしたいという気持ちで入会した訳ではありませんでした。青年会議所がどういった活動をしているのかも知らぬまま入会いたしました。それから数年後、ここで与えてくれる新鮮で様々な活動をきっかけに、たくさんの人に出会い、新たな気づきや学びを重ねるうちに、自分の考え方が変わりました。もし、自分がJCに入会せずにいたら、どの様な人間になっていただろう。今の自分との比較することはできませんが、社会的見識の幅や人間性に大きな差がついていたことでしょう。私達はこのまちに根差して活動するJAYCEEとして一市民として、そして現代を生きる責任世代として、このまちの為に何ができるのか、子ども達の明るい未来のために何をしていかなければならないのか、様々な課題を明確にし「明るい豊かな社会の実現」に向けて、強い意志をもって行動を起こしていかなければなりません。私達が地域に対し熱い情熱を持たなければ、希望に満ち溢れた未来はありえません。新たな時代を切り拓く私達、青年の力で、この地域の無限の可能性にチャレンジしてみようではありませんか。その先にきっと素晴らしい未来があることを信じて。

【子ども達の未来のために】
今の豊かさに慣れてしまった現代の子ども達は、その日さえ楽しければいいという刹那的な生き方で、目的意識や目標意識を持つことを忘れてしまってはいないでしょうか。まずは、大きくても小さくても、何だっていい、みんなで夢や理想や目標を持ちましょう。そうすれば、人はそれに向かって一生懸命生きることができるのではないでしょうか。時代の流れと共に、環境やそこに暮らす人たちも少しずつ変化してゆく中で、変わってはいけない事、無くなってはいけない物があります。先行きが明るいとは言えないこんな時代だからこそ、地域に恩恵を受けて育ってきた責任世代の私達は、これからの未来を担う子ども達が安心して成長できるような、そんな誇れる故郷を残していく為に、今の自分に何が出来るのかを真剣に考え、率先して行動していく必要があります。今の子ども達が大人になった時に、次の世代、またその次の世代に、自分達の生まれた故郷が素晴らしいまちだと伝えてもらえるような、魅力溢れる活動を行っていきます。我々は未来を担う子ども達に誇れる大人でなければなりません。子ども達のことを真剣に考えるのであれば、子どもを変えるのではなく,我々大人が変わり、社会が変わらないといけません。まずは我々大人が真剣に学び、学んだものを実践していくことが地域づくりを行う上で、そして子どもに誇れる大人であり続けるために重要なのです。
かつての自分自身がそうであったように、子ども達は我々大人たちの大きな背中を見て歩んでいくのですから。

【まちの未来のために】
みなさんはこのまちの5年後、10年後、更にはその先の未来を考えたことはあるでしょうか。
未来へつなぐべき重要な活動の一つに、黒石ねぷた祭りがあります。(社)黒石青年会議所が創立以来、主催事業として50年以上もの長きに渡り続けてきた黒石ねぷた祭りは、“市民総参加型の祭り”だと言われてきました。しかし近年になり、私はこの市民総参加型の祭りという言葉に疑問と不安を感じるようになりました。私も子どもの頃、黒石ねぷた祭りが大好きでしたが、私の住む町内はねぷたを出していませんでした。それでも祭りに参加したかった私は、親に参加費を払ってもらい隣の町内に参加していました。近年、さまざまな時代背景にあって運行台数が減少している中で、もしかしたら、黒石ねぷた祭りに参加したくても参加できない子ども達が、たくさんいるのではないでしょうか。もし、そうならば、どうにかして参加させてあげたい、もっとたくさんの子ども達の笑顔が見たいという気持ちになります。その為には、現状に満足していてはいけないのです。現状を的確に把握したうえで、課題を見つけ、改善し、真の意味での“市民総参加型の祭り”をこのまちに暮らすすべての人と共に追求し創っていきたい。
そしてもう一つ忘れてはならない活動として、ふるさと元気まつりがあります。これまで、5回の開催をしてきたこのふるさと元気まつりは、子ども達にこのまちを好きになって欲しい、このまちを元気にしたいという想いから始まったまつりであります。この地域に住む多くの人々が元気いっぱいの笑顔で、活気のある心豊かな地域を創造していく事が地域の元気の証となるのです。当然の事ながら元気の証を創る為には、他団体や地域住民と協力し、多くの人を惹きつける魅力と感動を発信していかなくてはなりません。私達は、その感動を多くの人々と共有し、地域の元気な笑顔を創りだしていくという使命があるのです。そして今の社会に求められているのは、他団体や地域住民と連携を深め、信頼という絆を構築していくことです。
これから5年後、10年後、そしてその先にあるこのまちの未来を見据えるならば、決して目先のことに捉われることなく常に前を見て、(社)黒石青年会議所が地域住民との架け橋となり、より強固な絆を創りだしていくことが、次代を担う地域の元気力へと繋がり、まちの未来をより明るく良い方向へ導く役割を担うのです。

【LOMの未来のために】
青年会議所は、失敗を恐れずにチャレンジする事ができる団体です。但し、失敗があったとしてもそこに至るまでの過程が非常に大切で、一生懸命事業に取り組んで失敗するのと、何もしないで失敗するのとでは、人としての成長が全く違うと確信しています。人というものは、必ず一生懸命やっているか、やっていないかを見抜きます。一生懸命やっている人には、周りに自然と人が集まり手伝ってくれます。そしてその人を尊敬し、お互いに尊重しあい、いつしか心から信じあえるような仲間になる事も青年会議所のすばらしいところであり、この精神を今後も守っていかなくてはなりません。 そしてそういった一人ひとりの想いの集合体がJCであるならば、JCが自分に何かをしてくれるという訳ではありません。自分がJCで何を感じるのか、何を得るのか、何が出来るかなのです。
この組織で心意気を持って多くの仲間を得ることも、志を持って未来のために行動を起こすことも、信念を持って自分を成長させることも、全ては自分次第なのです。仲間を増やすには魅力のある活動をして、魅力のある団体となる必要があります。40歳までという限られた時間の中で、事業を通じて積極的に活動することによって得られる経験の積み重ねは、必ずや人間力を成長させてくれます。責任と自覚を持って活発に行動していけば素晴らしい事業が展開され、魅力のあるLOM、魅力のある人間になる事ができると信じています。
もうひとつのLOMの重要な課題であり、永遠のテーマの一つとして会員拡大が挙げられます。会員の減少は事業規模の縮小はもちろん、LOMの衰退を引き起こしかねません。共に行動できる仲間が増えれば、より幅広い、魅力的な活動ができ、相乗効果が生まれます。現在の社会情勢の中では会員を増やすことは容易ではありませんが、メンバー全員で危機感を持ち、自分達の仲間を一人でも増やそうという強い意志をもって会員拡大に取り組んでまいります。

【おわりに】
私は、青年会議所の活動に対しては個々のスタンスがあり、仕事、家庭があっての青年会議所だと考えております。普段の生活や仕事を充実させることが最優先であり、何もかもを犠牲にしてまで活動をする必要はないと考えております。しかし、時には多少のリスクを背負ってでも、青年会議所の活動に積極的に参加すべき瞬間もあります。なぜならば、青年会議所は40歳で卒業という限られた時間の中でしか活動できないからです。長引く不況で、経済的にも青年会議所活動を継続していくのには大変な世の中であることも理解しております。しかし、このような時代だからこそ青年会議所は必要なのです。高いモチベーションを持続する事は容易なことではありません。だからこそ、同じ時間を共有し、共に語り、学び、事業を通じて己の足元を見つめ直し、今一度、組織の更なる向上、団結力の強化を図る必要があるのではないでしょうか。そこから、新たなる目標が生まれてくるのだと確信します。
我々は「明るい豊かな社会」を築くという青年会議所の原点に立ち返り、創始の精神と社会的使命を再確認して、「高い志」と「強い行動力」を持って、新しい時代のまちづくりに取り組んで行くことが必要です。そして地域に対する役割を自覚し、行動を起こすとともに、私達の情熱を地域の人々に響きわたらせ強い絆とし、活動の輪を広げていきましょう。「強い意志をもって行動しよう!~きっとそこには素晴らしい何かがあるから~」 本年度、覚悟をもって、青年会議所運動に邁進することをお約束申し上げ所信とさせていただきます。

 

 

基本理念

チャレンジなくして成功なし
何もしないことにこそ恐れを抱き
失敗からも何かを学び、経験という成果を得て次に活かそう
常にチャレンジし続ける事、それが成功へ至る軌跡となる

スローガン

「 強い意志をもって行動しよう! 」
~ きっとそこには素晴らしい何かがあるから ~

基本方針

  1. 継続事業の発展と検証
  2. 魅力あるLOMを目指した、会員の資質向上
  3. LOMの未来を見据えた会員拡大の実践
  4. 組織の力を最大限に発揮できる組織運営を確立し、(社)黒石青年会議所の運動を発信する
  5. 地域と連携し、未来の子ども達の豊な心を育む

 

職務分掌

ねぷた祭会の健全な発展を目的とした公益目的事業の運営・検証

こころ創造委員会
・親子の絆を育む事を目指し地域社会の健全な発展を目的とた公益目的事業の運営・検証

総務情報委員会
・定時総会、臨時総会、定例会、理事会の主管として、各会、会議の運営を円滑に行えるようにする
・ボランティア募集事業企画・運営

人間力向上委員会
・新入会員10名を目標とした会員拡大に関わる活動
・会員の人間力・指導力開発による個々の資質向上・意識改革を図り、LOMの活性化を目指した活動
・会員、新入会員候補の親睦・交流を目指した定例会の企画・運営

事務局長・事務局員
・LOMの活動を記録して、HPにまとめ定期的に更新し、(社)黒石青年会議所と青年会議所運動を広く発信する。また、ブロック、地区協議会の活動、出向者の情報も掲載しLOM外の事業への関心を高めて行く
・会費納入管理、財務管理、会員データーの管理
・専務理事の補佐

公益法人取得推進会議
・公益法人格の取得

  • 2012年 黒石ねぷた祭り PDF 画像をクリックするとPDFのデータをご覧いただけます。
  • 2012年度理事長

    2012年度理事長 虻川和大

    2012年度理事長 虻川和大

  • 黒石JC行事カレンダー